想像を超えた体験 邦楽演奏会@吹田市文化会館
今回は、演奏会へ行ってきた友人からの報告です。

吹田市文化会館メイシアターでの邦楽演奏会に知り合いが行って来て感想を知らせてくれました。
人間国宝5人の芸を一度の演奏会で鑑賞できる夢のような邦楽演奏会が三千円なのに行けなくて後悔の沼に沈んでいませんかと慰められました。
以下は、その知り合いの報告です。
邦楽演奏会はあれこれとそれなりに聴いて来ました。ただ、それらは主に三曲演奏会でした。今回は、三曲に加え、清元節、新内節、小唄、長唄、義太夫節、筑前琵琶、常磐津節を聴かせてもらえました。
今までの演奏会は邦楽を聴くものでした。そう、耳で聴いて、頭で聴いて、身体で聴いて、目で聴いていました。でも今回の邦楽演奏会は聴くという感覚や意識を超越した異次元の不思議な体験でした。
演奏会ホールに時空の歪みが生じて、別の宇宙に、意識も精神も肉体も全てが吸い込まれて行くとでも言いましょうか。
目の前の長唄の舞台は、演奏の舞台ではなくて、唄が、三味線が、鼓が、太鼓が、笛が、混沌とした音と声の小宇宙を生み出して、邦楽が歩んできた千年を超える歴史の時空に私のすべてを包み込んでくれているようでした。
午後2時から6時まで全10曲4時間を、銀河系の時間を忘れて過ごしました。
露払いを務めた当道音楽会の松竹梅も聴き応えがありました。人間国宝の演奏の前ですからいつも以上の演奏をしませんとね。
司会は葛西聖司さんで、いつもながら天下一品の名司会でした。
最後を締めくくった大阪三曲協会の春の海の尺八には、フィンランドの青年も出ていました。留学時代に尺八に見せられ、帰国後は、師匠からオンラインで教わっているそうです。その彼の演奏を聴きにフィンランド人グループが来ていました。尺八は、国際フェスティバルも定期的に開催されているし、武満徹さんのノヴェンバー・ステップスも世界でよく演奏されているし、着実に国際化の道を歩んでいるようです。箏に比べるとはるかに小さく飛行機の機内持ち込みで移動できそうで羨ましいところです。
開演前に邦楽器体験会がありましたので、鼓を打たせてもらいました。先生が、長唄「綱館(つなやかた)」で立鼓を演奏された中村壽鶴さんでした。先生に手を取って教えていただいた通りに鼓の面に手を打ち付けると、きれいな鼓の音が響きました。それはそれは感激でした。
邦楽実演家団体連絡会議が主催する今回のような邦楽演奏会は東京では毎年行われているそうです。うらやましい。
ところで、吹田市文化会館からの帰りにタクシーを拾えなくて、JR吹田駅へ往くのは諦めて、阪急千里線で南方へ行き西中島南方で御堂筋線に乗換えて新大阪へ往きました。南方から西中島南方への乗り継ぎに迷いました。地下鉄なのに高架を走っていることを忘れて、地下への入り口を一所懸命に探しました。吹田市文化会館へ次回行くことがあればこのルートを使うでしょう。文化会館へはJR吹田駅より阪急吹田駅がお薦めです。
最後ですが、この素晴らしい邦楽演奏会を実現してくださった「邦楽実演家団体連絡会議」の皆さんをはじめ、ご尽力いただいた方々に厚くお礼申し上げます。
以上 知り合いからの報告です。
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